わがままバイトを叱れなかった飲食店長が現場で成功した唯一のマネジメント術

わがままバイトを叱れない飲食店長が成功した唯一のマネジメント術

 

 

わがままなアルバイト

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「店長だけどわがままなアルバイトスタッフに強く言えない……」

 

あなたはこんな悩みを抱えていませんか?

 

飲食店では社員が店長だけなのにアルバイトが20人近くいます。
彼らの協力なしにお店は運営できないため、アルバイトやパートスタッフの指導や管理が最も重要な仕事です。
スタッフを動かすには叱ることが必要だとわかるが、どうしても叱ることが出来ない。
世の中では叱れない人は店長失格とまで言われます。

 

「叱れない店長は辞めるべきなのか?」

 

そんなことはありません。

 

叱れないのなら、叱らないマネジメント術を身に付ければいいだけです。
ここで言う「マネジメント」とは目標を達成するために効率化やリスクを管理をすることです。

 

しかし、叱らないマネジメント術は本には書いていませんし、誰も教えてくれません。
叱るマネジメントにばかりこだわってしまい、叱らないで成功しようと考える人がほとんどいないせいかもしれません。

 

この記事では

  • 叱れない店長が叱るマネジメントを実践したらどうなったか
  • 飲食店長Kが現場で成功した叱らないマネジメント術
  • 叱らないマネジメントの欠点

をわかりやすくまとめました。

 

 

 

 

 

叱れない店長が叱り方を学んでも失敗する

叱るのに失敗した店長

 

私こと飲食店長Kはアルバイトスタッフを叱れない店長でした。
叱れるようになろうとドラッカーの有名な書籍「マネジメント」を読んだり、セミナーも受けました。

 

学んだことを活かして叱ってみたり、自分で考えた方法を試してみたりと数年ほど試行錯誤した結果叱るマネジメントは私に合わないと気付きました

 

叱り方が間違っていたのかもしれません。
しかし、成果が出なかったので叱るマネジメントはやめて、叱らないでいかにマネジメントするかを考えるようになりました。
結果、苦戦していたアルバイトスタッフの統率がうまくいくようになったのです。

 

現在では叱らないマネジメントを試してダメなら叱るマネジメントを実行するべきだと考えています。
性格に合わないのに叱るマネジメントを実践しても長続きしません。
長続きしなければアルバイトスタッフからは「またすぐ飽きるんでしょ」と思われて何をやっても信用されなくなります。

 

叱るマネジメントの本やセミナーの致命的な欠点

叱るマネジメントの本やセミナーには致命的な問題があります。

 

叱れない人が叱るためのマネジメントを学んでもすぐには実践できません。

 

まずは心理的抵抗を取り除かなくてはならないのです。

 

よくある対策で「店長なんだから責任感を持て」なんてのは欠片も役に立ちません。
そんなもので解決する抵抗力なら自力で何とかしています。
本やセミナーではこの部分を見落としているのですから成功するはずがありません。

 

叱れない人だけが持つ長所

叱れない人は、叱れる人には無い長所があります。

 

叱らないために遠回しな努力ができることです

 

この長所を活かせる人だけが、叱らないマネジメントを実践できます。
「そんな面倒なことをするくらいなら叱った方が楽」と思う人はこの記事には向いていません。

 

この記事は「叱らないで済むならどんな面倒でも実行できる」という人だけが読み進めてください。

 

 

飲食店長Kが成功した叱らないマネジメント術

叱らないマネジメント成功例

 

叱らないマネジメントに必要なのは、叱らなくてもアルバイトが動いてくれる仕組みを作ることです。

 

たとえば、シフトを作る時にアルバイトの休みを希望制にした場合、ゴールデンウィークなどは働きたくないと考えてスタッフは休みばかりを希望します。
そのまま希望を通すと店長が長時間勤務になってしまいますが叱らずに納得させるのが難しいことはよくあります。

 

叱れる店長なら「責任をもって出勤しろ」とか、面談をして言い聞かせることが出来るでしょう。
しかし、叱れない店長には無理です。

 

飲食店長Kはシフトを固定制にしました
曜日を完全に固定してシフトを出し、休みたい場合にはアルバイトスタッフ同士で相談するようなシステムにしたのです。
そのために揉めそうなスタッフ以外に事前交渉を行い同意を得て、揉めそうなスタッフとの交渉では「他の人も同意したから」などと伝えて自分だけがわがままを言っているように感じてもらって話を進めやすくします。
結果、繁忙期にスタッフのわがままで店長が長時間勤務になるなんてことは無くなりました。

 

これが、仕組みを変えることによって叱らないで済むマネジメント術です。

 

 

このくらいの改善ならやっているとあなたは思っていませんか?

 

甘いです。
叱らないマネジメントでは、すべての問題に対して仕組みの改善をする必要があるのです。

 

そんな面倒なことをしたくないというのなら、叱りましょう。

 

これはどうしても叱ることが出来ない人への対策です。
叱ることに比べればこのくらいの手間は惜しまないという人だけが叱らないマネジメントで成功できるのです。

 

 

叱らないとマネジメントができないわけではありません。
何度言っても挨拶ができないスタッフがいた場合、叱っても無駄です。
挨拶を忘れるようならカウンターに「挨拶を忘れずに」と張り紙をしておくだけで解決することもあります。
他の勤勉なスタッフに挨拶をさせまくって、挨拶をするのが当然という雰囲気を作り出すことでその人に挨拶をさせることも可能です。

 

叱らなくても方法はいくらでもあるのです。

 

 

環境が変われば人は変わります。
その環境を作る権限が店長にはあります。

 

基本は「相手が悪い」ではなく「仕組みを作れなかった自分が悪い」と考えることです。
「言葉で他人を変えることはできない」ということに早く気付き、環境で人を変えることを覚えれば叱らなくてもより良い店舗づくりができるようになります。

 

 

代わりに叱ってくれる人材を育てるのも有効

あなたが叱れないのなら、代わりに叱ってくれる人材を育てることはかなり有効な手段です。
店長の右腕として活躍する人物がスタッフを叱ることで、叱らない店長の評価は上がりやすくもなります。

 

この方法は他人に漏らさないでください。

 

意図的に行っていると知られると「あの店長は他人に嫌な仕事を押し付けている」と考えたスタッフの信頼を失います。
実際は店長が叱るとスタッフは反発して余計に状況が悪化するだけなのですが、そんなことはスタッフは気づきません。

 

ちなみに、この手法は意図的に行うのが非常に難しいです。
飲食店長Kがこの手法を実戦できた店舗では、すでにリーダー的存在として君臨する人物が居ました。
その人物は自分にも他人にも厳しかったため自然と叱り役になっていました。
こういった場合、店長が無暗に前に出てスタッフを叱るとリーダー的スタッフと揉めることが多いです。
何度か衝突した末にギスギスの人間関係になることもあるため、飲食店長Kは衝突するのを極力避けることにしました。

 

結果、店長はほとんど叱らず、リーダー的スタッフが他スタッフを叱ることで店舗の均衡が保たれるようになりました
最終的に店舗を異動するまでこの状況は続き、店長の指示通りにスタッフが動いてくれました。

 

ここで一つ疑問があるかもしれません。

リーダー的人物が間違ったときは誰が叱るのか?

 

店長です。
ただし叱る必要はありません
リーダー的人物は正論を重視するためこちらが正論を通せば折れてくれることが多いです。
折れない場合の多くは明確な答えが無い問題の時です。
このような場合は、店長側が正論だと思っていても相手は正論だと考えていません。
それでも意見を通したい。だけど叱れない。

 

対策は信頼関係を築いておくことです。
接する機会を多めにして、信頼関係を事前に築いておきましょう。
すると、軽く伝えるだけでも相手は引いてくれます。
大きな問題で意見が食い違った場合でも、最悪の場合は頼み込むことで相手は折れてくれます。
信頼関係が無いと頼み込んでも断られますので、事前にどれだけ信頼関係を築けるかが勝負になります。
シフトやプライベートで貸しを作れるなら可能な限り作っておきましょう

 

 

 

20代のアルバイトスタッフは避ける

叱らないでスタッフを指導したいのなら若いアルバイトの採用は慎重に行ってください。
飲食店長Kの経験上、20代のスタッフは叱らないと動いてくれない場合があります。
叱って反論することが多いのも20代です。あくまで傾向というだけですが、40代のアルバイトスタッフで反論してくる人はあまりいません。
叱らないマネジメントを成功させたいのなら30代以降を優先的に採用することをオススメします
飲食店長Kも20代のバイトスタッフばかりのお店ではだいぶ苦戦しました。

 

 

 

叱らないマネジメントの欠点

欠点

 

叱らないマネジメントには欠点があります。

 

  • 独特なマネジメント術なので自分で試行錯誤しないといけない
  • 店長なら成功するが、マネージャークラスでの有効性は不明
  • 叱るよりも手間がかかる

 

独特なマネジメント術なので自分で試行錯誤しないといけない

叱らないマネジメントは本やセミナーでは教えてもらえません。
一般的な方法ではないため成功例が少なく、叱るマネジメントと違って答えがありませんので自分で試行錯誤しなくてはいけません。
どうしても叱れない人のためのマネジメントですので、叱れるのであればそちらの方が確実性が高いです。

 

店長なら成功するが、マネージャークラスでの有効性は不明

叱れないマネジメントは店長クラスなら成功します。
しかし、マネージャーやさらに上の役職で使える保証はありません。
もし店長よりも上の役職に出世したいのなら叱るマネジメントは必須となるでしょう。

 

叱るよりも手間がかかる

叱らないマネジメントは事前の根回し、どうしたら成功するかの考察、仕組みづくりなど非常に手間がかかります。
叱るマネジメントの倍以上は面倒かもしれません。
それでも「叱る」という選択肢を選べない人にとって貴重なマネジメント方法です。

 

 

 

叱るのも叱れないのも嫌になったら……

 

アルバイトのわがままにどうしても耐えられないなら、工場勤務のような他人と関わりが少ない職種に転職するのがオススメです。

 

 

>>オススメ転職サイト

 

 

正直な話、無理なものは無理です。

 

叱れないマネジメントは他人から見ると卑怯に見えることがあります。
非難されることもあるでしょう。
上司には「店長としての責任を持て」と言われるかもしれません。

 

そこまで言われるくらいならいっそのこと辞めてしまった方が楽です。

 

叱れないというのは欠点のようで長所でもあります。
誰にでも優しく接することが出来るという長所です。

 

この長所が活かせる職種なんて山ほどあります。

 

接客業経験者が接客業以外に転職すると、挨拶するだけで人間関係が良くなることも多いです。
意外と接客業で鍛えたコミュニケーション能力は他業種では手に入らなかったりします。

 

今の仕事が好きなら無理にとは言いませんが、長時間労働をしているのに上司に文句を言われる職場に価値はありますか?

 

上司に退職話を切り出すのが怖いという場合には飲食店の雇われ店長による転職で辞める最適タイミングと切り出し方を読めば適切な辞め方や切り出し方がわかります。

 

40代になったら手遅れです。
まだチャンスがあるうちに将来を考え直してみましょう。

 

 

 

 

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